市場に与えた影響

市場に与えた影響
12月14日までに中間決算を発表できないと上場廃止になるが、期限には間に合うとみられ、「上場は維持できる」との見方が強い。
ただ、今後の業績への不安は大きい。日本格付研究所は22日、大王製紙の長期格付けを「トリプルBマイナス」に1段階引き下げた。引き続き格下げ方向で検討するとしており、もう1段下の「ダブルBプラス」になると投機的格付けになる。
市場では「企業イメージの低下で主婦層を中心に消費者離れが進む」(アナリスト)との懸念が出ている。また損失隠しが発覚したオリンパスも含め、企業統治の機能不全に対する市場の目は厳しく、信用失墜で資金調達に支障が出る恐れもある。
製紙業界は、国内市場の縮小による過当競争や原材料価格の高騰など経営環境は厳しさを増している。
長く創業家支配が続いてきた同社が、企業体質を抜本的に改革し信頼を回復すると同時に、生き残り戦略を打ち出していくのは簡単ではない。

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